「転勤族の妻って大変そう‥」
その通りで転勤族の妻には色々苦労があります。
その中でも「仕事」は大きな悩みです。
実際転勤族と結婚して転職した経験を元に、おすすめの働き方を紹介します。
転勤族の妻にもエージェントの利用はおすすめです。
筆者のプロフィール
筆者は転勤族との結婚を機に、新卒から勤めていた会社を退職し職業訓練を受講した後、無期雇用派遣でCADオペレーターとして働いています。
結婚前は生まれてから引っ越しさえしたことがなく、転勤とは無縁の生活をしてきました。
今後転勤族として生活すると考えた時に、自分の働き方についてとても悩みました。
- 異動するたび仕事を辞め、職探しをしないといけないなんて面倒
- キャリアアップ・スキルアップできないのか
- 産休育休の制度を活用したい
結果として転勤族に帯同しつつ転職せずに済み、CADオペレーターとしてスキルアップできる働き方を見つけることができました。
また、働く中で産休育休も実際に取れたのでとても良い選択でした。
転勤族の妻としての働き方
転勤族の妻の働き方として考えたのは、
- 全国各地(転勤の可能性がある場所)に支店がある会社で働く
- フルリモートの仕事をする
- 赴任地にある会社で正社員で働く
- パートや派遣で働く
- フリーランスになる
でした。
全国各地(転勤の可能性がある場所)に支店がある会社で働く
条件の良い正社員で全国各地にあるような大企業は、新卒採用が主で中途採用が少ないことも多いです。
新卒の段階でこのような会社に入っていると困らずに済みますが、新卒の段階で将来転勤族と結婚して帯同すると決めている人はほとんどいないでしょう。
また、私が新卒で入った会社も夫の赴任先に支店がありましたが、人員の空きが無かったため異動できませんでした。
入る会社によっては毎回夫の転勤先で働けるとは限らないでしょう。
今回の転職の段階でも探しましたが、なかなか条件の良い求人は見つけられませんでした。
フルリモートの仕事をする
エージェントを利用して転職活動をしていましたが、未経験ではフルリモート正社員の求人はなかなか紹介してもらうことができませんでした。
フルリモートで働きたい場合は職種・雇用形態などにこだわらない必要があります。
もしくは最初は出社でも一定の期間が経てばリモートできるような会社を見つけるのが良いでしょう。
リモートの仕事を探すには、リモートの求人に特化したサービスを利用するのが近道です。
筆者はCADの職業訓練に通っていたので、初めは普通に出社しスキルをつけて将来的にリモートできれば良いなと考えていました。
赴任地にある会社で正社員で働く
毎回夫が異動になった先で正社員として働くこともできるでしょう。
しかし夫が異動になるたびに退職、再就職しないといけないのは大変です。
正社員の面接を受けるのはパートや派遣より労力がいります。
加えて数年しか働けないとなると採用時不利になってしまいます。
職業訓練では企業実習に行った会社にそのまま就職可能でしたが、今後のことを考え辞退しました。
もったいないけどすぐ辞めることになったら気まずい‥
パート・派遣で働く
正社員ほど労力がいらず就職活動ができ、辞めることができるので精神的に負担が軽く済みます。
転職するたび毎回仕事内容が変わるのは大変ですが、全国にあるチェーン店を選べばある程度仕事内容は同じなのですぐ慣れることができるでしょう。
しかし専門的な職種でなければ時給も安く、給料アップもあまり望めないでしょう。
CADオペレーターは派遣が多く、比較的時給も高いです。
筆者は派遣先と契約が終了しても派遣元との雇用が継続される無期雇用派遣で働こうと考えました。
フリーランスになる
起業、フリーランスは自分の中でイメージがあまりつかなかったので、今回の選択肢にはありませんでした。
ネットには簡単に起業できますといったことが書かれていますが、副業もせずに会社員として働いている人にとっては抵抗も大きいと思います。
また何も手に職がない状況でいきなりフリーランスで働くのは難しいでしょう。
エージェントに相談した
どうせ現地の正社員になってもすぐやめることになるだろうなと思ったのと、土地勘もない場所で地道に求人を探すのも大変なので、職業訓練が終わろうとする頃にエージェントに相談しました。
面倒なことはできるだけ避けたい性格です笑
エージェントに言われたのはこのようなことでした。
- 転勤族の妻で無期雇用派遣で働いている人は多い
- 正社員を転々とするのはキャリアアップしにくく、年齢が上がるとより採用されづらくなる
- リモートの正社員は経験者でないとなかなか無い
転職をする段階でないとなかなかエージェントには相談しにくいですが、
実際に転職を考える前に今後の自分のキャリアについて、プロに相談して自分の軸を決めておくとスムーズに転職活動できます。
オンラインで簡単に相談できます。
転勤族の妻にとって無期雇用派遣がおすすめな理由
最終的に筆者は無期雇用派遣でCADオペレーターという働き方を選びました。
無期雇用派遣はネット上でデメリットばかり書かれていますが、転勤族の妻にとってはメリットもあります。
「無期雇用派遣 やめとけ デメリットしかない」とか出てくるけど本当に大丈夫‥?
転勤族の妻にとっては以下のことがメリットです。
- 派遣先は全国にあるので、異動になっても職場が見つかりやすい
- 派遣で契約終了という形でスムーズに辞めやすい
- 異動になっても会社を辞めずに済むので産休育休も取りやすい
- 職場が変わっても昇給・スキルアップができる
派遣先は全国にあるので、異動になっても職場が見つかりやすい
全国規模の派遣元の無期雇用派遣として働くことで、次に派遣先を探す際も派遣元で探してくれるため困りません。
人間関係は一からのスタートになり大変な面もありますが、何かトラブルがあったときにすぐ派遣先を変更できるのも派遣のメリットです。
派遣で契約終了という形でスムーズに辞めやすい
派遣先を辞めることになった場合は派遣元の営業が間に入ってくれるので、比較的スムーズに終えることができます。
正社員の場合は自分で退職の話をしないとならず精神的に負担が大きいです。
異動になっても会社を辞めずに済むので産休育休も取りやすい
正社員で転職してすぐは産休育休も取りづらいことが多いです。
また結婚してすぐの適齢期の女性というだけで、すぐに産休育休を取るのでは‥?と採用に不利になることもあるでしょう。
加えて正社員で産休育休中に夫の異動があり退職となってしまうと、子供の保育園を探しつつ転職活動するのは至難の業です。
産休育休のタイミングなんて自分で決められるものじゃないのに、仕事との兼ね合いが難しすぎる‥
無期雇用派遣であれば、夫の異動で派遣先を一旦辞めることになっても同じ派遣元の正社員のままなので産休育休も取りやすいです。
派遣先との契約は派遣元の営業が調整してくれます。
無期雇用派遣であれば仮に産休育休前で派遣先との契約が終了してしまっても、派遣元で待機という形が取れるので派遣先との契約を気にせず安心して産休育休を取得できます。
職場が変わっても昇給・スキルアップができる
無期雇用派遣では派遣先が変わっても同じ職種で働き続けることができ、スキルアップに繋げることができます。
また、派遣元での評価は継続されるので昇給も可能です。
まとめ
初めは無期雇用派遣で働くことにすごく不安がありましたが、ネットに書かれているような悪いことだけではなく、転勤族の妻にとってはメリットも多かったです。
転勤族の妻としての生活は普通に定住していたら経験しなくて済むような大変なことが多いので、転職に関するのストレスがなくなるだけでも大きいと思います。
私は転職活動にリクルートエージェントを利用しました。
転勤族の妻の職探しに親身になっていただき、転勤に帯同しながらでは大変な転職活動の大部分をサポートしてもらえたのでとても良かったです。
自分一人で何もかも抱えず、できるだけストレスなく肩の力を抜いて過ごしましょう。
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